2009年5月20日水曜日

三浦のモビリティの考察(1) :現状編

仕事で、
「未来社会のモビリティのあり方」
という、各界の有識者による議論を主体とするセッションを開催した。
モビリティという言葉一つとっても、車業界、エネルギー業界、代理店、自治体、不動産、など視点が違えばとらえ方が全く違うということを目の当たりにし、大きな気づきが得られた。

この際なので、ここでも「三浦市」というローカルなコンテキストに焦点をあてて、モビリティのあり方を考えてみたくなった。

ただし、私のような「三浦新人」による、客観的なデータにもとづかない、きわめて主観的な考察なので、あまりあてにしないでほしい。

まず現状認識から。大きな特徴として、 
「軽自動車がやたらと多い」
と感じる。

世帯ごとの軽自動車所有率を調べてみてはいないが、かなり高いはずだ。
これは大きく二つの理由があるだろう。 
・ 生活する上で、車が欠かせない。 
・ 敷地は比較的広いが、道路がめちゃ狭い。
買い物、仕事、送り迎えなどなど、車を運転できることは三浦市民にとって、とても重要なこと。そして、急坂の多い狭い道を、軽自動車がすいすいと走りぬけていく。

我が家は元々、横浜の港北ニュータウンにいた。あちらは、道路といえば、最低でも幅6m。坂はあるが、きれいに整備されている道が多く、子連れのファミリーの多くは、2000cc以上ある、三列シートの車(ミニバンなど)に乗っていたので、だいぶ様相が違う。車への依存度が高いことや、ママさんドライバーが多いという点は共通だけど。

三浦に登録車(「軽」でない普通のクルマ)が少ないということではないかもしれない。敷地が広く、複数台保有している家族も多いはず。おそらくそういう車は、遠出するときだけ利用されるのだろうか。

次に「自転車」だが、これは三浦海岸エリア(南下浦町)ではかなり日常的なモビリティである。町が海岸に近く、比較的平らな地域が多いためであろう。三崎口の駅と三浦海岸の駅では、放置自転車の数は相当違うはずである。ただし、道路事情としては、自転車にはまったく優しくないと言っていいだろう。「三浦海岸」から、金田、剣崎方面に続く、海沿いの県道は、本来であればサイクリングロードになってもいいぐらい、素晴らしい景色の道だが、実態はクルマとの関係性不安定で、かなり危ない。歩道を走ってはいけないと分かっていつつ、ついついそちらに逃げてしまう。

次に「電車」だが、三浦市で電車といえば、「京急久里浜線」のみ。しかも、駅は三崎口と三浦海岸のみ。おそらく三浦市民にとっては、電車は通勤や通学、中距離移動のためのモビリティであろう。もしくは、観光客を招き入れるためのモビリティという言い方もできるかもしれない。


今後は三浦も、「安全性」、「環境性」、「娯楽性」などの観点から、独自のモビリティ・システムを考えていくべきだと思う。その独自性が三浦ブランドを高めてくれるに違いない。

では、どんなモビリティ・システムか?それは次回以降のお楽しみ。。。

2 件のコメント:

  1. こんにちは、ブログ村で三浦市でランキングしてます。
    美容家 水野です。わたくし達も東京から移住してきました!!
    軽自動車おおいですね。
    夏は、混雑しますし、抜け道はかなり狭いですよね。。
    それにしても、住宅の改革が進んでいて、建築残土を森や湿地帯に捨ててしまうそうです。。
    三浦市は景観を守る(建物の高さなど)市の条例で何も決まっていない状態です。。横須賀市や鎌倉などは決まっていますが。。
    東京から近くこんなに自然がたくさんあり、恵まれていると感動の日々です。
    なんとか、自然を守りたいですね。
    これからも、グログの更新楽しみにしていますね。

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  2. 美容家 水野さん

    初コメント、ありがとうございます!本当に三浦の自然には、毎日癒されるばかりです。何か恩返しをしなくちゃと思って考えてはいるのですがなかなかです。水野さんや私のような移住組だからこそ分かること、できることを探して行きたいですよね。これからもよろしくお願いいたします。

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