2009年9月20日日曜日

地獄のエネルギーと天国のエネルギー

突然のタイトルで、「宗教的な話題か?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そうではなく、環境の問題、とくに持続可能なエネルギーに関する話題です。

「グリーン革命」を書いたトマス・フリードマン氏によれば、エネルギーは大きく2種類、地獄のエネルギーと天国のエネルギーに分かれると。

前者はいずれも、何万年もかけて生成されてきた資源を、地中深くから掘り出して使うもの。石油しかり、石炭しかり、天然ガスしかり、原子力しかり。

後者はいずれも、宇宙や気象、近接した惑星との関係、空気の移動などを資源としたもの。太陽光、太陽熱、風力、潮力、放射熱、地熱、波力、バイオマス、水力。。。

生成と消費のバランスを考えたときに、「再生可能」と言えるかどうかを基準にしていますが、名付けが絶妙でイメージしやすいのがいいですね。

このまま私たちが地獄のエネルギーを使い続けたら、それこそ本当に地獄行き?!かもしれません。

2009年9月16日水曜日

三浦海岸にもパーク&ライド!

昨日、いつものように三浦海岸駅のホームを歩いていたら、とある広告を発見。

何と、駅前の駐車場タイムズと京急がPASMOを使った、「パーク&ライド」サービスを開始したとのこと。ふむふむ、どういう仕掛けだ? と見てみると・・・

  1. 駅前のタイムズに車を停めて、PASMOを使って京急で横浜や都心へ出かける。
  2. 帰りもPASMOを使って、三浦海岸駅で降りる
  3. タイムズの清算もPASMOを利用.すると、タイムズ清算時に自動的に200円が減額される。
ということらしい。
まぁ、もとからタイムズに駐車して電車を利用していた人にとっては、単純に200円安くなってるということですからよいとして、これまで利用しなかった人が、この200円に引かれて、タイムズを利用するようになるのかなぁ・・・

むしろ、何時間停めても上限500円とか、そういう設定だったら、注目度が高いのでは?と感じますが皆さんいかがです? せっかくパーク&ライドを普及させようとしているのであれば、どうすれば魅力的に見えるかをもっと考えてほしいなぁと思いました。

2009年9月14日月曜日

BEACH BUM

週末のランチに、三浦市内の三戸浜付近にあるレストランBEACH BUMに出かけてきました。実は一度、トップシーズンに行ってみたことがあるのですが、あまりの人の多さにクルマすら停められず、退散してきましたので、改めてリベンジということで。

BEACH BUMは地の魚をメインにした洋風のレストランですが、それだけでなく、小さいですがホテルや、マリンスポーツなどのサービスステーションも兼ねた複合施設です。

私たちは、青空の下のデッキでランチ。油壺の崎がこんな風に見えます。秋の空は雲が高いですね。ここからの相模湾の眺めは最高でした。きっと日の入りの時間帯なんかがベストかもしれません。

デッキからみたレストラン。2F以上が宿泊施設のようです。
こんなリゾートっぽいところに、10分で行けてしまうのもなんだか、ちょっと嬉しいですね。

ところで、三浦の西側(相模湾側)には、こういうオシャレーな施設がところどころあるのですが、我々が拠点とする、東側(東京湾側)には、この手の施設はほとんど見られません。やはり同じ三浦でも、それぞれイメージっつうものがあるんだなぁと再認識しちゃいました。

2009年9月11日金曜日

みらいのいえ:照明の打合せ

今日は、設計の遠野さんに、私が勤務しているKDI Studioにお越しいただいて、照明の打合せをしました。遠野さんもうなずいていらっしゃいましたが、照明の設計って難しいですよね! 明るいのか暗いのか、どんな具合に見えるのか、実際につけてみないと分からないところが多いのも確か。皆さんはどうやって照明を選んでいますか?

私が以前、新築マンションを購入した時は、港北NTのハウスクェアにある照明会社のショールームへ行って、家内と「あーでもない、こーでもない」と一日中検討していた記憶があります。結果として、もの凄い高い金額を払った気がする。その割に満足感が・・・。

その時に気づいた教訓を、今回は生かしたいと思っています。

それは、私たちが欲しいのは、電気や照明ではなく、明かりであるということ。
電球や照明器具の役割は、その光でもって、部屋や食事や家族を照らすこと。照明器具自身は(ごく一部の例外を除いて)主役になってはいけないということです。

ところがどっこい、私たちのようなフツーの人間は、ショールームに行けば目移りしまくって、「カッコいい器具の」照明を買ってしまったりします。トイレ、キッチン、玄関、エクステリア、寝室のブラケット、ダイニングのペンダント、フロアライトなどなど。でも冷静に考えてみたら、照明の存在そのものが見えない、隠れている家の方が、断然カッコいい。

むしろ、私たちがもっとこだわるべきなのは、光の質の方かもしれませんよ。だって、その光が私たち家族や仲間の暮らしを彩るのだから。
低炭素社会への移行が急務である今日、以前のように白熱球を使うことはできなくなってしまいました。だからといって、あらゆるものが蛍光灯やLEDでいいのか?

電球には、大雑把に分けて2種類のものがあります。燃焼系と放電系です。燃焼系は、文字どおり、真空内のフィラメントが燃焼することで、明るさをつくっています。自然光である太陽もまさに燃焼系の明かり。燃焼系の明かりは自然の明かりと非常に性質が似ています。朝陽や夕陽が赤いのは、温度が低いからですし、真昼の太陽が白いのは温度が高いからです。これと同じく、燃焼系の明かりは温度によって、色が変化します。この変化がまた、空間を艶やかに魅せるわけですね。しかし、放電系は電子の高速移動による発光ですから、このような自然な色変化はできません。電圧を下げていくと、ある時点でピタッと発光が止まってしまいます。

燃焼系の電気の代表格が白熱球、そしてハロゲン球です。放電系はもちろん蛍光灯です。白熱球が規定により生産中止となってしまう今後、私たちはもう蛍光灯を選ぶより手はないのでしょうか? 

あるよ。

三菱オスラムさんが開発した、電球型ハロゲンランプ、エナジーセーバー
詳しくは、遠野さんが取り上げてくださっているようなので、書きませんが、白熱球の代わりとして上手く使えそうな電球です。完全に調光も可能なので、色の変化もばっちし。

見た目もご覧の通り、白熱球そっくりです。
それでいて、色も奇麗だし、(蛍光灯には負けるけど)それなりに省エネだし、寿命も倍持つし、安いし。なかなかの優れものだと思います。

蛍光灯はイマイチだと思っているあなた、是非使ってみてください。
コメントもお願いします。

あれ?照明の話がいつの間にか電球の話になってしまった。。。

2009年9月8日火曜日

通勤時間は短いほどよいという神話

三浦海岸から六本木。毎日片道2時間弱、往復4時間弱かけて通勤しています。

周囲にこのことを話すと、ほとんどの場合「大変ですね!」「辛くないですか?」「自然ゆたかな暮らしのためには、我慢ですよね?」という、一様なフィードバックが得られます。

では、本当に通勤時間というものは、短ければ短いほどよいのでしょうか? 職住近接は、絶対的な理想でしょうか?

価値観の違いはありますけれど、必ずしも「短い=ベター」とは言えないのではないかな?と感じています。

私のケースは以下のような状況です。
朝: 座れる確率97%。三浦海岸→品川 70分
夜: 座れる確率70%。ただし、横浜か上大岡では座れる。 横浜→三浦海岸 50分

この往復の120分は、私にとって非常に価値のある、貴重な時間になっています。それは、「一人になれる時間だから」です。

職場の形態、家族の構成によってはまったく状況が異なるとは思いますが、三浦にくる前の私にはこの時間がなかったため、今思えばせわしない毎日だったなと思うのです。職場も家庭もとても賑やかで、それはそれで大変素晴らしいことではありますが、バランスとして考えれば、一人でボーッと黙考する時間がなかなか取りにくかった事実があります。出張が好きなのも、ひとつにはそういう理由があるかもしれないです。

本を読んだり、考え事をしたり、仕事の整理をしたり、ブログを書いたり、電車内の人を観察したり、寝たりと、自由自在の2時間。DVDを借りれば映画を見ることも可能です。だから、今の私は、「これを少しでも短くしたい」とは思えないのです。

大都会と田舎のバランス。騒然とした賑やかさと静寂のバランス。ワークとソーシャルライフのバランス。いろんなバランスが取れていることで、相互に刺激が得られ、健全なる活動ができるのかもしれません。

皆さんも是非、ご自身の生活のバランスを自己診断してみてはいかがでしょうか?

行政評価委員 続編

ここ数日はまた、暑さが舞い戻って来た感じです。それでも朝晩は涼しく、わが家はほとんど冷房を使わなくなりました。

さて、前回はじめてご紹介した、「行政評価委員」ですが、先日土曜日に第1回目の「評価」をしてまいりましたので、その様子を。

一般市民で行政評価委員となったのは全員で7人。そのうち5人が当日集いました。
年齢はバラバラでしたが、女性が一人だけという点で多様性問題が△と言わざるを得ません。

私たち評価委員の役割は、市がH20に実施した、185の事業の一つひとつに対して、次の5つから1つを選ぶカタチで「評価」をしていくことです。
1:拡大
2:縮小
3:現状維持
4:見直し
5:廃止

一つひとつの事業の概要文だけでは、実態が分からないため、評価委員にマンツーマンで市役所の担当課の職員が張り付き、説明や質疑をしながら進めていきます。これは本当に大変な仕事です。一般の素人に対し、一つひとつの事業の目的やら進捗やらを説明していくのですから。

評価の仕方に問題点がないわけではありません。185の全事業を外部評価委員7人に単純に機械的に、7等分して割り当てているというやり方が一つです。これは、時間の関係もあるので、市役所側も悩んだ末のことだと思います。

明らかにイマイチなのは、一方で、市役所内部で評価をする人が6人いて、彼らは、185の事業すべてを評価しているということ。ということはつまり、市役所内部の票6ptに対し、私たち一般市民は7人いても1ptしか影響力が無いということ。これでは、外部委員を活用している意図がかなり限定されてしまうことになります。

とはいえ、三浦市がこのような取り組みを進めてくれていることは評価に値すると思います。
外部委員を活用するということ事態が今年からのチャレンジです。また、政策経営課の方々は私たちから、評価の方法についても意見を求めてくれています。積極的な発言をして、より良い方向に作り替えていきたいと思います。

皆さんもご意見がありましたら、是非お願いします。

2009年9月4日金曜日

行政評価委員

あんなに暑かった日々が嘘のよう。とても涼やかな日が続いていますね。雲の高さと鈴虫の鳴き声が秋を感じさせます。

さて実は、私、三浦市の「行政評価委員」なるものに応募し、見事選ばれてしまいました。
といっても、今週末と来週末に、二度市役所を訪問し「評価」をするだけの役割です。

「子孫の代まで、三浦らしさを活かしたまちづくり」をしていきたい。これが応募の動機です。20世紀後半は貨幣価値、市場価値が絶対的な強さを誇っていましたが、それは長い歴史の中で見れば、ほんの一時的なことにすぎません。

三浦はキャッシュフローは脆弱でも、命を生み出す力は強い。日本の中でダントツに強いかもしれない。無理矢理、企業を誘致したり、強引に東京から観光客や定住者を呼び込む必要もないと感じています。

せっかくの与えられた役割ですので、しっかりと評価をして参りたいと思います。