2009年4月29日水曜日

2階がなくなった!

先週から解体が始まった、古家。
今日行ってみたら、なんとご覧の通り、2階部分がすべてなくなっていました。



奥にあるのは敷地内の樹木、今まで日の当たりにくい場所にあったせいか、葉の色が少しくすんで見えます。きっとこれからたっぷりのお日様を浴びて、深い緑色に変わってゆくことでしょう。



ガレージの前にある丸太は、いずれも古家から丁寧に取り出された梁です。
実は、右から2番目の太い丸太(松)ですが、みらいのいえの大黒柱!として再利用される模様です。本日の楽居さん(工務店)、遠野未来さん(設計)との打合せで方向性が決まりました。それ以外の木もいくつか梁として使っていくことになりそうです。
この松、40年間も家を守り続けていたのに、切り口からは、まだ松ヤニがどんどん出てくるんです。切られてもなお、生き続けている。そういう実感があります。

古い家を壊して、新しい家をつくることの中にも、出来る限り部材を大事に使いたい。それも我慢して使うのではなく、より活き活きと輝くように使いたい。しかも、デザイン性にもとことんこだわる。それを理想と考え、がんばって行きたいと思います。

2009年4月25日土曜日

古家、ついに解体です!

4/23 みらいのいえ、敷地に建っていた古家の解体工事がスタートしました!

この古家は、ちょうど40年前に、前の前のオーナーが「民宿」をするために、母屋の隣に新築として建てあげたものだそうです。御近所のおじさんにお聞きしました。古家のすぐ東側には、樹齢百年を超えるケヤキの木があります。ケヤキはこの40年、静かにこの家を見守っていたのだと思います。私たち現代人の「時感」とはスケールが違いますね。

解体が無事に進むよう、三浦棟梁が古家のキワにお酒を振りまきます。


隣家に建材のクズが飛んで行かぬよう、シートを貼っています。


今朝の様子です。 雨はこの家が流す涙?

これは、屋根から下ろされた瓦です。


これは、みらいのいえでも再利用しようと考えている、古家の屋根裏にかかっていた曲がり梁です。


屋根を裏側から見た図。この板も再利用できるのでしょうか?


家に開けられた、大きな開口から、庭を見ているところ。
巨大なピクチャーフレームのようです。


長い間、この家の玄関前に鎮座していたポスト。何だか寂しげに見えます。


解体はまだ二日目ですが、あっという間に進んで行きそうな勢いです。

2009年4月23日木曜日

コンセプト1: もちこまない、もちださない

今回から3回にわたって、三浦「みらいのいえ」のコンセプトをご紹介したいと思います。

みらいのいえ1 「もちこまない、もちださない」

産業革命以降、企業の強さとはまさに、物質(製品)を作り出す効率=生産性という概念に支配されてきたといっても過言ではないでしょう。100年以上にもわたって、企業はその存亡をかけ、如何に安く、如何に早く、を競い合って成長してきました。そのおかげで私たち市民は、必要なモノは何でも手に入るし、その使いやすさも飛躍的に高まってきました。一方、その経済成長の過程はいくつかの副作用を引き起こしていました。それは、日本人が古くから大事にしてきた、モノを大事にするという振る舞い、すなわち、「もったいない」精神の長期的減退でした。私たちは徐々に、気づかぬうちに、「もっと新しいものが出たから、使えるけれども捨てるしかない。」あるいは、「どうせ次々に新しいものが出るのだから、長く使えるものよりも、格好がよくて、安いものを選ぶ。」という消費行動を取るようになっていきました。企業側もこの消費者の変化に「応える」べく、どんどん製品のライフサイクルを短くするオペレーションを取ってきたわけです。そして、そのことが結果的に、ゴミ問題や温暖化という形で社会問題として表出化されるまでにいたった。
でも今日、私たちはようやく、このモデルが決してサステナブル(持続可能)ではない、未来永劫続くものではないことに気づくことができました。考え方を大きく転換させなければいけないことに気づいたのです。

「住宅」という世界でも、まったく同様の変化と副作用が押し寄せています。いや、むしろ、住宅の世界はまだまだ工業化の真っただ中にいるといってもよいかもしれません。最近流行りの100年、200年住宅という新しい概念は結局、次々に、「丈夫で長持ちする」新しい建材を開発するために投資されてしまっています。
たんに「長く使える」ことと「サステナブル」であることの間には、大きな隔たりがある。寿命が長かろうが短かろうが、サステナブルでなければ、使い終わったものは「産業廃棄物」として、地球のゴミとなってしまうのですから。

そこで、「みらいのいえ」は 『みらい=サステナブル』にできるだけこだわった家づくりをすることを考えました。そこで選んだキーワードが、上記の「もちこまない、もちださない」です。

具体的に考えていることを例に示します。

1.建築資材をできるかぎり「もちこまない、もちださない」
 ・ 自然素材(自然に還る素材)の利用を最優先する
 ・ 完全再利用可能な材料の使用を優先する
 ・ 古家解体時に再利用可能な自然素材をできる限り活用し、産業廃棄物を出さない
(上記3点は、ゴミとして「持ち出さない」ための考え方)
 ・ 敷地にある材料の利用を最優先する
   (敷地の土、石、木など)
 ・ どうしても必要なものも、できるだけ近場から集める
   (海外ではなく、国産、できれば県産)
(上記2点は、新たなものを「持ち込まない」ための考え方) 

2.エネルギーをできるかぎり「もちこまない、もちださない」
 ・ 敷地が本来ポテンシャルとして持っているエネルギー利用を優先する
  (太陽光、風、地熱、雨、井戸・・・)
 ・ 雨水も安易に下水に流す(持ち出す)のではなく、エネルギーとして活用する

3.「ゴミ」をできるかぎりもちださない、「ゴミ」になるものをもちこまない
 ・ 自然のものであれば、ゴミはかならずエネルギーに代わる。
 ・ 自然ではないものは、ゴミになってしまうのでもちこまない(Re-use & Refuse)

4.でも、無理はしない。楽しみながら、少しずつ。

以上です。

イニシャルコストが大きくかかってしまったり、建築の現行の法規上の問題などがあり、完璧にはいかないと思います。また、現代人としての欲求やニーズをまったく無視して、「我慢」するようなことはしたくありません。 しぶとく、しつこく、したたかに、この思想をじりじりと推し進めていきたいと思っています。
どんな問題が起こってくるのか?一つひとつ対処していきたいと思います。

さてさて、まずは近々、このゴールデンウィークからようやく古家の解体がはじまります。どんなお宝が発掘されるでしょうか。楽しみです。

写真は、間もなく解体を待つ古家。どことなく、寂しげな表情に見えなくもない。。。

2009年4月22日水曜日

「知る」ことと「身につく」こととの間にあるギャップ

先日KDIは、米国KM(ナレッジ・マネジメント)界のグルといってよいでしょう、
ラリー・プルサック氏をお迎えしてのナレッジ交流会を開催しました。

天性のストーリーテラーらしく、大変示唆に富む、様々な話題を提供していただきましたが、その中から一つ、「情報と知識」について、私なりに気付きがありましたので、紹介いたします。

ラリーの話を抜粋して箇条書き:

1.近年、情報を入手(獲得)するためのトランザクション・コストは著しく低下した。そして、それによって今度は、知識を獲得するためのコストの高さが際立つようになった
2.知識とは、学ぶもの、身につけるもの、極めるもの、マスターするものであり、経験×参加×内省が必要である

いかがでしょうか?
1の前半は、比較的実感が伴うので分かりやすいのではないでしょうか。
たとえば、「1913年にノーベル平和賞を受賞したのは誰か?」という問いに対する答えを得るのにどれぐらいの時間がかかるか?それなりの情報リテラシーを持つ人であれば、10秒もあれば答えを導けます。ググるという表現が適切かもしれません。
でも20年前であれば、そうはいかなかった。家にある百科事典を調べたり、それがなければ図書館に出かけて行き、司書さんに、どういう本を調べれば分かりそうかを尋ねたりする必要がありました。そう、すくなくとも1時間〜3時間程度の時間がかかったはずです。インターネットの爆発的な普及と技術の進化によって、情報獲得のトランザクション・コストは飛躍的に低下しました。

つまり、世界中の誰もがほとんど同時に、同じ情報を入手できるようになってきたわけです。商売の世界も同様で、昔は情報の非対称性(つまり、自分は持っている情報を相手が持っていないという状態)を巧みに利用して、「儲けて」いた人がたくさんいたわけですが、現代はそれほど安易にはできなくなっています。これが現代の事実ですね。そうなると、差をもたらすものは何かというと、「知識」ということになるわけです。

ラリーは次のような例示を加えました。

日本についての情報を得ようと思ったら、日本に関する本を読めばいい。
日本についての知識を得ようと思ったら、日本を訪問して、経験するしかない。

経験参加内省によってのみ、知識は真の意味で身に付くということですね。

私は、これを聞いて、次のような解釈もできるのかなと思いました。

もしかしたら、「情報」か「知識」かというサブジェクトに着目する必要はないのかもしれない。むしろ、「知る」ということと「身につく」ということの違いなのかもしれない、と。

昔は、先に述べたように「知ろう」とするだけでも、それなりの努力が必要でした。つまり、そうまでしてその答えを知りたいのか?と(軽く)自問した上で、その情報を取りに行く情熱と覚悟があった(ちょっと大げさ)。だから、「知る」と「身につく」は案外、近距離に位置していたのかもしれません。しかしながら、現代は、あまりにも容易に「知る」ことができます。一方、「身につく、きわめる、マスターする」にはそれほどの近道が容易されているわけではありません。それでもそこに挑もうとする意志、もしくは好きだという気持ち、そのために努力する行為が知識獲得のための経験や参加になると考えます。だから、インターネット普及に伴う変化の一つとして、「知る」と「身につく」のレベルがどんどん乖離してきている、ということが言えそうです。「知る」はますますコモディティ化しているものの、「身につく」はほとんどコモディティ化していないのです。

では、「知る」ことと「身につく」ことの本質的な違いはあるのでしょうか? どんな難易度が高いものであっても、「調べられる」のであれば、極論としては「身につける」必要なんてないのでは? うーん、確かに難しいところですね。でも、私は少なくとも一つ、両者の違いについて思いつくことがあります。

それは、「未来を描く力」です。

「知る」レベルでは、過去の経験則を紐解くことはできても、未来を描けない、つまり、未知の状態に対応できない。
でも、「身につく」レベルであれば、高質で豊富な経験を元に、未知の状態に対応できる、そこが根本的に大きな違いだと思っています。そして、現代、この変化の大きな時代に必要とされているものこそ、まさに、この「未来を描く力」なのではないでしょうか。

写真:KDIスタジオにて交流会の様子

2009年4月20日月曜日

ホッとするプレート料理 ナツメグカフェ

三浦のローカルグルメについて紹介する第二弾。
ちなみにここで取り上げるお店はいずれも、観光客向けというよりは地元志向です。

今回は、私たちが今仮住まいをしている自宅から徒歩5分という近さにある、ナツメグカフェに行ってきました!

例によってわが家の特権(大家族)を乱用し、たった2回の訪問ですでに7種類のランチを食べてしまったのです。そしてわかったこと、それは、「外れがない」ことです。そう、どれもこれもおいしいのです。三浦人(「みゅうらー」と呼ぶ)にとって、マグロや地魚は当然欠かせません。もちろん大好きです。でもね、それでもやっぱり飽きるんですよ。お肉やパスタなんかが食べたくなります。そんなときに、ナツメグさんはいつも癒しの味を提供してくれます。

とくに私のおすすめは下のチキンプレート。息子が頼んだものでしたが、父親の武力行使により?!ちょこちょこ失敬してしまいました。。。

また、ベイクドチーズケーキ、バナナケーキなどの別腹系スイーツも豊富。優しい味を醸し出してくれます。

こちらのカフェは、時折ライブスペースにも変貌するとのこと、せっかくのご近所ですから、一度ライブに参加してみたいなと思っています。

敷地を整備する1: 竹藪との格闘

我が家が獲得した、三浦の比較的大きな敷地は、10年ほど前までは畑だったものの、その後何の手入れもされなかったために、うっそうとした竹藪になっていた場所がいくつかあります。
(昔の航空写真を見ると、畑であったことが確認できます)

冬から春にかけて、何回かの週末を使って少しずつ、竹の伐採を自ら進めて来ました。
竹と言っても、筍が取れるモノではなく、篠竹という細いヤツの群生です。

下の写真が、手入れ前の写真です。何が何だかわからないぐらい篠竹で覆われています。
海はほとんど見えません。


次の写真は、自前で購入した刈払機を手に、竹を刈り取る私。とてもコンサルタントには見えませんね。というか、こっちが本業みたいに見えるほど違和感がない。。。

最後の写真は、整備後の現在の写真です。
この場所は、敷地内で一番の高台。こんなにきれいに、海が見えるようになりました。
一汗かいた後に、海が見えるようになったときの達成感は抜群!でした。
成果が見える仕事って、やっぱり気持ちがいい!

この場所の用途ですが、やはり建物からの距離を考えると、いわゆる「畑」にするのは難しそうです。高低差がかなりあるため、敷地内とはいえ、往復や運搬も手間となります。パーマカルチャーの考え方を採用するならば、果樹園などにして、比較的必要な手数が少なくなるようにしていくことになるかもしれません。

でもまだまだ、竹の節だらけ。子供が遊ぶのも危ない状態です。次は開墾の手順です。さぁ、どうしましょう。

2009年4月16日木曜日

プチ浦島太郎的!?体験

ちょっと大げさなタイトルを付けてしまいましたが、今朝発見した、ちょっとしたショッキングなことについて書きます。

いつものように、京急とJRを乗り継いだあと、東京メトロの車内で。勤務地まではもうすぐです。

目の前の人が、日経新聞朝刊を読んでいたのですね。
何気なくその記事(1面)に目をやった時、私は突如気づいてしまったのです。。。

「あれ?僕の新聞と記事が違う!」

そうなのです。
すでに私は、京急の中でゆったりと時間を使い、今日の日経朝刊のすべての面に目を通したはず。
なのに、東京メトロの車内で、目の前の人が持っている一面の記事を私は知らない。。。

「もしや、タイムスリップしてしまったか!?」



ちょっと大げさでしたね、やはり。
賢明なるリーダーの方ならすでにお気づきかと思います。
そう、私の持っている朝刊と、その人が持っている朝刊は日付はまったく同じなのに、「版」が違うのでした。

私・・・12版(古い)
その人・・・14版(新しい)

新聞社の仕事って本当にダイナミックなのですね。朝の3時、4時、5時、そういうタイミングで次々に版が入れ替わっていくということなのでしょう。しかも面ごとに。1面にあった記事が、他面に流されていったり、縮小されたり。そのたびに、いろんな他の記事に影響があるわけです。文章も作り直さなければならない。

三浦市で、新聞を朝、きちんと時間どおりに配達するためには、おそらく12版あたりで拾い上げないと間に合わないので、こういうことが起こるんですね。とはいえ、場所が違うぐらいでどうしてそんなに変わってしまうのかしら?これほどのデジタルな時代なのにねぇ。

ま、そんな疑問も含め、こういう気付きが得られたことも、長距離通勤をしているからこそ、とポジティブにとらえています。

2009年4月14日火曜日

新鮮な魚を破格のプライスで! 金田漁港朝市





4/12 日曜日朝6時、金田漁港の朝市に行ってまいりました!








水揚げされたばかりの、旬の魚たちを目当てに、大混雑の人だかり。 この辺にこんなに人がいたのかなぁと思うほどのにぎわいです。 三浦市で毎週朝市をやっているのは、三崎港とこの金田漁港。三崎と比べれば、金田はどちらかといえばマイナーだけに、地元民が大勢を占めているように感じます。




我が家は、ざる一杯の「ひいか」と、箱一杯の「じんた」(アジの子供)、まぐろの切り身、三浦ワカメなどを買い込み、15分ほどで買い物終了。子どもたちが起きだす前に、自宅に到着です。




漁港の施設の2Fでは、新鮮な魚を使った朝食が食べられるそうですので、いつかは行ってみたいですね。




三浦の自家製野菜を使った、本格的カレー料理専門店




三浦のローカルグルメについて紹介する第一弾。




今回は、「え?こんなところにお店が?」と目を疑いたくなるような場所にある、隠れ家的なカレー屋さんの「シュンドリー」です。



子どもたちの学校に行く途中のバス通りから、少し入ったところにあるので、通りがかりで発見するタイプのお店ではありません。私も前からインターネットで噂を聞いていたのですが、実際に行ってみたのは今回が初めて。



営業をしているのは、木・金・土のお昼のみ。夜は要予約です。


さて、行ってみた感想ですが、「あぁ、なんだか、ものすごく癒されるぅ・・・」。




マスターと奥様は、自分で畑も作っていて、その自家製の野菜を使って、カレーやサラダを作っています。そんな料理がおいしくないはずはありませんよね。おまけに納屋を改築したという空間がとても落ち着く素敵な場でした。



我が家は何せ、まもなく育ち盛りを迎える3人の子供がいますから、こういうときは、得意の「全種類オーダー」が可能です。初めてきたレストランなどでは、こういうときは便利でっせ。出費も多いけど。。。


結局いただきましたのは、その日にあった全種類。骨付きチキンカレー、ほうれん草のグリーンカレー、マグロカレー、アルコブカレーの4種。アルコブカレーとは、カリフラワーとポテトを使った、汁なしカレーです。いずれもやさしい味わい。なんとも癖になります。



今度はぜひデザートを食べてみたい!そう思いました。




その日も、こんな分かりにくい場所でありながら、お客さまが一杯。もうすでに人気店ということでしょうか。でも、できればずっと隠れ家で居てほしいというのが正直な気持ち。人にはあまり紹介したくない、とても素敵なレストランでした。今後、足繁く通わせていただきます。


マスター、奥様、本当にごちそうさまでした!


必ず座れる通勤電車 京急ウィング号



先日の「通勤天国」でも少し触れましたが、京急通勤者の秘密兵器?!京急ウィング号についてのご紹介です。



京急ウィング号は、平日の夜のみ、品川から三崎口までを運ぶ通勤電車です。20分に1本の間隔で、品川発が始発18時45分、最終が22時05分まであります。



特徴は何と言っても、「品川から座れる」こと。200円/回を払う必要がありますが、「着席整理券」なるものを発行することで、乗車人数を制限しているため、これが可能になります。座席指定ではありませんから自由席なのですが、遠距離通勤者にとって、ともかく「座れる」という安心感は格別です。



乗り方は簡単。品川駅のホームにウィング号の発券機がありますので、200円でこれを獲得し、3番線の定位置に並ぶ。これだけです。品川以外の駅での乗り降りは自由です。ですから、たとえば上大岡から乗る人は追加料金を払う必要がありません。また、特別快速でも必ず止まる、京急川崎や横浜もスキップしてしまうのが、このウィング号の特徴。これまたプチ気持ちいいです。



シートもボックス席ですし、音も普通の車両と比べて、軽減されているような気がするので、仕事をするのにもよい環境だと思います。




写真:上は着席整理券、下はウィング号


フューチャーセンター・ワークショップ@天神


先週 4/6~9まで開催された、「福岡都市フォーラム」の1コマに、講師として呼ばれました。

福岡は、某電力会社が私のお客さまであるため、6年も前から月に一度は訪問している愛着のある場所。そんな大好きな福岡の街づくりに、お声掛けをいただけたこと、とてもうれしかったです。


私が担当したのは、「フューチャーセンター・ワークショップ」という研修。

社会に存在する複雑な問題を解いたり、企業の中にイノベーションの体質をつくっていったりという、

重要なことはわかっていながら、なかなか手がつけられないテーマを真正面から取り組むための、ワークショップの場です。 外部の対話支援者を含めて、いかに高質な「協働」環境を作れるかどうか、そしてそのセンターが独り立ちして運営していけるのかどうかも、重要なポイントです。


この研修には、九州を代表する企業のミドルや、ベンチャー経営者、NPOの方、地場企業の実務家の方々、自治体の変革リーダーなど、非常にバラエティあふれる情熱的な参加者が多数いらっしゃいました。


テーマがあいまい、講師が不慣れでしたので、大満足をいただけたのかどうか、甚だ不安ですが、少なくとも福岡を愛するという共通の価値観を持った参加者同士が、相互にネットワークができたことは、福岡の未来にとって非常に大きな前進なのではないかと思います。きっと、20年ぐらいたってから、この日を振り返ることがあるのではないかと思うのです。


少しでも、皆さんの当事者意識に火をつけられたら、と思っています。


今回を機に、街づくりと企業のイノベーションを、真に「結ぶ」ためのお手伝いをどんどん積極的に関わっていきたいと思います。


写真:福岡都市フォーラムのフューチャーセンター・ワークショップの模様

2009年4月10日金曜日

みらいのいえ 工事契約!



先日、ついに工務店と「みらいのいえ」の建築工事請負契約を締結いたしました!

設計をお願いしていた遠野さんも、この工務店選びのプロセスには相当な苦労をされたことでしょう。なぜなら、自然素材に徹底してこだわっている割には、それほどの予算がなかったから。でもでも、神様は見捨てませんでした。本当に素敵な工務店と出会うことが出来ました。

彼らの名前は「楽居」。事務所は湘南モノレールの西鎌倉です。
曲がったものは好きでも、曲がったことは嫌い」の棟梁 三浦さん率いる、プロ集団です。

遠野さんも、私と一緒に、楽居さんがつくった鎌倉の家を見に行った時の感動をブログに書いていますが、本当にぬくもりがある素敵なお家でした。今回のプロセスの中で、他の工務店さんの手掛けられた家もいくつか拝見したのですが、この家は圧倒的に、桁違いに「いい家」でした。また、お施主さんとの家族のような関係性を見ても、信頼のおける人だと感じました。

これから、楽居さんと遠野さんとわが家、3者のタッグによる「Homeづくり」がはじまります! 待ちきれません!

写真は、契約を済ませて記念撮影をする3者。
左から、楽居の三浦さん、遠野さん、私。

2009年4月9日木曜日

アットホームな入学式

わが家の長男(第二子)の入学式に行ってきました!

三浦に移って、はじめての「地元交流」の場です。
親もドキドキでしたから、きっと子どももそうだったに違いありません。

入学した小学校は、三浦市の中でも一番カントリーサイドにある、もっとも小さな小学校。
全学年を合わせても、127名しかいません。長女(新3年生)が2年間通っていた、横浜市都筑区のマンモス小学校は、1学年だけで6クラス、210名+でしたから、あまりの規模の違いを感じます。

入学式も、転校生の紹介も、全学年の前で行われます。
校長先生は「一体感」という言葉を時々使っていましたが、その通り、とてもアットホームな雰囲気を感じました。

たくさんの友達はできないかもしれませんが、濃密な関係性が築けるのではないかと期待しています。

写真上は、入学した新1年生全員の記念撮影。
下は、在校生全員によるアーチ。新一年生を全員で見送る。

いのちの設計士 遠野未来

三浦の家「みらいのいえ」の設計をお願いしている、遠野未来建築設計事務所の遠野未来さん
遠野さんの頑張りによって、つい先日、役所に「建築確認申請」を提出しました!遠野未来さんに設計をお願いしたのが、昨年(2008年)の6月ですから、それから10か月余りが経過したことになります。
紆余曲折ありましたが、遠野さんには本当に真剣に我が家のことに魂を込めて取り組んでいただきました。有難うございました。まさに、遠野さんが掲げる「いのちの仕事」だったと思います。
これからも引き続き、設計監理の仕事をお願いします。遠野さんのことですから、できれば毎日のように「現場」に来たいとおっしゃると思いますが、あまり無理をせずにお願いします。
遠野さん、ちゃんと食べてるのかな?と時々心配になってしまいます。。。我が家の仕事は、遠野さんに食事と睡眠をとってもらう?ことかもしれません。

関連: 遠野氏ブログ(自然素材といのちの場)
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通勤天国

周囲の人に、
 「三浦に引っ越しました」
というと、100人に98人が次のような反応を示します。
 「え? 通勤大丈夫?」
そう。確かに、職住近接は理想だと私も思います。私の場合、三浦に移ったら、六本木一丁目にある、私のオフィスまでは、品川・目黒経由で片道2時間近くの通勤時間。往復4時間も無駄にしている?と感じるのも無理はありません。

次のような反応をする方も、ちらほら。
「でも自然豊かな所に暮らすのだから、仕方ないよ。我慢できると思うよ。」
こちらは、家と通勤をバランス問題としてとらえての表現。これも理解できます。

でも、私の感覚はこのいずれでもありません。それが、タイトルの「通勤天国」です。
品川-三浦海岸は、片道約70分、往復140分。私にはこの時間が、至高の時間、思考の時間なのです。
朝は8時台であれば、三浦海岸からでも余裕で座れます。帰りも、品川は始発電車が多く、こちらもOK.また、京急ウィング号を使えば、たった200円を払うだけで、座席確保ができます。

会社でも自宅でも、なかなか「自分だけの時間」って取れないんです。せいぜい、出張中の飛行機や新幹線だけ。そういう意味で、毎日2回のこの時間は、私にとって天国なんです。

書類を作ってもよし、本を読んでもよし、考え事をしてもよし、DVD内臓のPCで映画を見てもよし、(ポットに淹れた)熱いコーヒーを飲んでもよし、周囲の景色を見てもよし、電車内で次々に乗り降りする乗客の振る舞いを見てもよし、寝てもよし。

働き方の革新。これは、私たちKDIがクライアントに提供している価値に関わること。こういうゆとり時間がなかなか取れないのが、「生産性」に追われた現代人の日々の現実なのかもしれません。下手をすれば、週末すら、「生産性」モードになってしまったりする。。。

皆さん、遠距離通勤ってのも、まんざら捨てたもんじゃないでしょ?

P.S. ちなみに、品川から六本木一丁目までの20分は、ぎゅうぎゅうのすし詰め。。。
こちらはホントの通勤地獄だったりしますが。。。誰か、なんとかしてぇ。。。

三浦移住構想 実現へ向けて第一歩!



ついに、三浦人になりました!


昨年(2008年)5月GWに、この土地に出会って以来、急激にドライブをかけてきたこの構想、子どもの進級に合わせて、ついに具現化です。新居はまだまだ、工事着手すらしていませんが、一足先に三浦市民の仲間入りです。仮住まいは、三浦海岸駅から徒歩3分。これが田舎暮らし?と思うぐらい、立派な、でも小さな「街」です。

家から海岸まで1分。
三浦の海と山、畑は、本当に美しく、毎日感動の日々です!!


写真は自宅そばにある、「南下浦市民センター」の桜。満開でした!