2009年6月17日水曜日

刃物研ぎの職人



今日は、わが家がいつもお世話になっている、刃物研ぎの職人さんをご紹介したいと思います。
以前は包丁や鋏(はさみ)などを時々依頼する程度だったのですが、三浦に引っ越してから、各種農機具を扱うようになった関係で、依頼する頻度が高まっています。今回も、草刈り鋏を三丁、立ち鎌などをお願いしました。

実はこの方、東京都の公務員を40年以上に渡って勤め上げ、定年退職後、ボランティアとして現在までこの「研ぎ業」を続けていらっしゃいます。いつでも仕事OKというわけではありませんが、地域のお祭り等には欠かさず「店」を広げています。「ボランティアだから、気軽に依頼して来てくれる。だから、実は本業の人よりも研いでいる量は比較にならないほど多いんだよ。だから、かなり急速に腕を上げたかもしれないね」とのこと。


私も今回初めて、目の前で仕事ぶりを観察いたしましたが、すでにセミプロの域と感じました。写真をご覧いただくと分かりますように、複数のグラインダーを取り揃え、箱やイスも自作。数十種類の研ぎ刃を使い分けて、手際よく仕事をこなしていきます。


真っ赤にさびていた立ち鎌、刃こぼれがひどかった草刈りばさみも、この通り奇麗な姿を取り戻しました。


あれ、箱には、「まち研ぎ ARAI」とあります。

私と同じ名字? 偶然? 

いえいえ。種明かしをしますと、はい、この人は私の父でございます。。。
これからも、お世話になります。。。

2 件のコメント:

  1. ご丁寧なご紹介を頂いた「まちの砥ぎやさん」の荒井です。街の公共施設・福祉施設・老人世帯などの包丁やハサミ等、刃物研ぎを無料で提供するボランティア団体に所属しています。
    作業後に受け取られる笑顔がうれしく のめり込んで 年間千丁余り研いでいます。
    又 ついぞ息子にほめられたことなぞ無かったのに うれしいブログでした。
    更に技術の向上を目指して 温かい切れ味を造っていきます。

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  2. こんな、グローバルなメディアで宣伝しちゃって、大丈夫なのか?と、ちょっと不安になる息子でした。。。

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