2009年6月23日火曜日

敷地内の古井戸を復活させました

敷地内のへその部分にあった「古井戸」を復活させましたので、これに関する一連のストーリーをご紹介します。

井戸清掃とポンプ取り付けをお願いしたのは、藤沢と鎌倉に拠点を持つ、「井戸屋」さんです。

これが古井戸です。後から聞いた話ですが、とても立派な井戸らしく、左右にある腕はおそらく、この井戸に屋根がかかっていたときの基礎部分だろうとのことでした。


工事に先立って、地鎮祭のタイミングを利用して、井戸とすぐそばの祠に向かって、井戸さらいをさせていただくためのお祓いの儀式を行いました。「このときに突然雨が降って来た」という話を以前の記事に書きましたので、覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

取り付けた手動ポンプ(サンタイガー)です。電動のポンプもいずれ設置するかもしれませんが、今は工事用の仮設電源しか使えませんし、そこまで大量の水を使用する状況ではありませんので、まずは手動のものをつけました。昔からよくある、腕を上げ下げすることで水を汲み上げるタイプのものです。

今の時代、井戸を新しく掘る場合は、たいていボーリングというやり方を用いるらしく、その場合には、せいぜい数十cm程度の直径の穴を機械で掘っていきます。その方が断然効率的だからです。この敷地にある手掘りの井戸は直径1m以上。人が中に入って、固い岩盤を崩しながらゆっくりと掘り下げた井戸。天と大地の恵みに感謝して、大事にそして積極的に活用していきたいと思います。

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