2009年10月20日火曜日

三浦市「行政評価委員」その後の顛末

三浦市の行政評価委員に立候補し選ばれた話、またどんな評価会だったかを紹介した話を覚えていらっしゃいますか?

実はその後(先週かな)、市役所から書類の入った封筒が届きました。その中に入っているぶ厚い冊子は、私たち外部委員が加わって評価をした最終評価付きの報告書です。 私たちは自分たちがどういう評価をしたかは覚えているものの、最終的な全体での評価結果については知らされていないので、ワクワクしながら中を見てみると、

「・・・・・・・・・」

はい。
完全に言葉を失ってしまいました。その様子を見ていた家内が「どうかしたの?」と声をかけてしまうほど、しばし失っていました。どういうことかと言いますと、

「私の評価は、結果的にまったく(一つも)活かされなかった」

のです。週末を二日潰して、30近い事業を一つひとつ点検し、評価をし、一つひとつに丁寧なコメントを書いた。それなのに、ほぼすべての事業の最終結果が「現状維持」。さらに、どのような経緯で「現状維持」に落ち着いたのかの説明もなし。

私の評価がまったくトンチンカンだったのか? 必ずしもそうでもないようです。同様の感想を抱いた方が、実は他にもいました。同じ評価委員に選ばれたK氏と先日、京急のホームでばったり再会したのですが、K氏もまったく同様のことを言っていました。

私たちは、体のいい「免罪符」として扱われたのでしょうか?もしそうならばこれは許しがたいことです。

でもそうであって欲しくない。まだ私は一縷の望みを持っています。わざわざ政策経営課が新たな試み、それも試行錯誤の一つとして、外部評価委員の募集をようやく始めたわけですから。

今回の教訓を生かし、来年度の「行政評価」の様式が大きく変わることに期待します。そこに賭けてみたいと思います。 課の皆さんは確かにそのとき、「変えたい」という情熱を持っていらっしゃったように思います。

どう変わればいいのか?

現状の、「評価委員7名のうち、外部評価委員は1名。かつ、6票が同じ評価だった場合には、それが採用される」という様式では、外部評価委員の存在価値はほとんど意味がありません。少なくとも半々にしなければ。しかも現状は、7名の評価それぞれは公表されずに、最終評語だけが公開されている。票のバラつきも見えない。もちろん、どのように最終評価が確定されたかの経緯も説明なし。これでは透明性に欠けます。ここまでは最低ラインです。

また、できれば最終評価が確定する瞬間、そのシーンに同席させてほしい。現状維持でも構わない。でも納得して「現状維持」に同意したい。外部評価委員同士、話をしながら評価をしたい。内部評価委員の人とも対話をしたい。そういう場を作ってほしい。切に願います。

政策経営課の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。そのために時間を費やすことに関して、市民の多くはポジティブです。手間や時間を気にしすぎておざなりな評価をする方が、よっぽど印象が悪いし、かえって不幸だと思います。 庁内にて、よく議論をお願いいたします。

三浦市民の皆さん、来年度の行政評価に期待しましょう!

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