2009年12月25日金曜日

版築ワークショップ1: 版築の基本的な手順

版築ワークショップの前半が終了しました。
そして、明日と明後日、後半の部が開催されます!

今回、このワークショップを切り盛りしてくださっている4名の方々。
設計の遠野さん(中央、ロンゲ)、高橋さん(左)、宮地さん(右)、佐藤さん(奥)。
皆さんほんとうに土を愛している人たちなんです。


では、手始めに、この記事では版築の基本的な手順をご紹介しましょう。
まずは、何はなくても土、粘土です。今回は荒木田の土を使っています。
フルイを使って、細かくしていきます。

細かくなった土と砂を混ぜあわせて、こねていきます。
今回の版築では、混ぜ方の割合を2種類(AとB)つくっています。土と砂をよく混ぜ合わせた後に、生石灰を絡めます。

そして、今回はもみ殻が手に入ったので、これも使ってみることに。

よーくまぜあわせます。


その後に、尺で数杯の水を加えます。水と生石灰が反応をはじめ、材料が温かくなってきます。これを約半日置いておくことで、突き頃の土が出来上がりです。こちらが、今回の現場。室内の薪ストーブを後方壁になる予定。
手前に見える木材が、版築の型枠です。
シュロ縄で縛ってある竹が見えると思います。構造的な補強のために、竹筋を入れます。
型枠を上からみた図。
この隙間に材料を流し込み、重い版築棒でひたすら上から突き固めていくのです。

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